Vol.38

たんちょう先生のじっけん教室
秋の観察
モンシロチョウをさがそう
最近、モンシロチョウを見ましたか?近頃急に増えてきたオオモンシロチョウ
モンシロチョウとオオモンシロチョウの違いを調べてみよう
ポイント 卵の産み方、幼虫、成虫の大きさで見分けてみる
  観察方法  
 
卵の産み方でくらべてみる
 ・モンシロチョウ・・・1個ずつ
 ・オオモンシロチョウ・・卵をたくさん産み付ける
                (大きさ、高さ1mmくらい)
2 幼虫をくらべてみる
 ・モンシロチョウ・・・緑色
 ・オオモンシロチョウ・・青緑色やくすんだ黄色
               背の部分に黄色の縞模様
               胴の部分に黒い斑もんがある。
3 幼虫の生活の様子をくらべてみる
 ・モンシロチョウ・・・幼虫は1ぴきずつ生活する
 ・オオモンシロチョウ・・幼虫は集団で生活する。
4
成虫をくらべてみる

オオモンシロチョウ

モンシロチョウ
オオモンシロチョウはモンシロチョウに比べて若干大きい。上の羽の黒い部分が広い。
身のまわりの蝶を調べてみよう
身のまわりに飛んでいる蝶やキャベツなどについている幼虫は、モンシロチョウ? オオモンシロチョウ? どちらかをさぐってみよう。
北海道にいるシロチョウの仲間をさがしてみよう。
北海道にどんな蝶がいるのか図鑑などで調べてみよう。
北海道のチョウの仲間・・・・   くわしく調べる時は、ここをクリック
情報
オオモンシロチョウの成虫は、日本などの東アジア地域にはごく最近まで分布していませんでした。
1996年夏に道南や道央地方で日本で初めて確認されまました。
1996年以降急速に道内に広がり、2000年には根室管内別海町でも確認されました。4年で北海道の東まで広がったことになります。
オオモンシロチョウの幼虫はアブラナ科の植物(キャベツ、ダイコンなど)を集団で暴食する習性があり、幼虫が植物につくとほとんど食べ尽くされてしまいます。
道内では、モンシロチョウよりオオモンシロチョウが目立つ地域も出てきています。
たんちょう先生トップページに戻る