Vol.40

たんちょう先生のじっけん教室
10円と1円で電池をつくってみよう
10円玉と1円玉の間に食塩水でぬらした紙をはさんで、電池をつくる
ポイント 違う種類の金属と電気を通す食塩水
  準備  
 ・10円玉(3枚)
 ・1円玉(3枚)
 ・コップ
 ・厚手のキッチンペーパー(ろ紙)
 ・導線(電気を通す線)
 ・食塩
 ・水
 ・電子メロディー

 
※電子メロディーは、模型店で購入できます。
  また、メロディー電報やメロディーカードの中の音の出る部品を取り出してもできます。
実験装置のつくり方
1
キッチンペーパーを10円玉の大きさ合わせて切る。
 
コップに水(10cc)を入れて、食塩を溶かす(コップの底に溶けきれない塩が残る程度まで食塩を溶かし濃い食塩水をつくる) 
キッチンペーパーを食塩水につける。
いよいよ実験
1  10円と1円の間に食塩水でぬれたキッチンペーパーをはさむ(11円電池)。
2 電子メロディーの電池につなぐ部分に導線をつけ、マイナス極につながっている導線を1円玉、プラス極につながっている導線を10円玉につなぐ。その時の音を確かめる。
3 方法1の11円電池を2つ、3つと重ねて電池をつくる

※11円電池と11円電池の間にはキッチンペーパーははさみません。
4 電池を重ねたときの音の違いを確かめる。
*音が鳴らないときは10円玉と1円玉につながっている導線を逆にしてみます。
*それでも鳴らない場合は、紙と紙や10円と1円がくっついていたり、線がはずれていることが考えられます。
発展
 たんちょう先生の第14号『備長炭電池』、第39号『レモン電池』を参考にして、オリジナルの電池をつくってみよう。写真は、トタンのバケツ、食塩水、備長炭でつくったバケツ電池です(100円ショップで材料を見つけました)。
情報
実験したあとの手、電池に使った10円玉・1円玉はよく洗いましょう。
マイナス極側には、亜鉛やアルミニウム。プラス側には、銅、ステンレスや、真ちゅう、備長炭(炭素)など。その間には、電気を通す液体(果汁・食塩水など)。これらを組み合わせると、様々な電池が出来上がります。

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