Vol.42

たんちょう先生のじっけん教室
かるめ焼きをつくろう
とかした砂糖をふくらませてかるめ焼きをつくる
ポイント 重曹の熱分解
  材料と道具  
 ・おたま
 ・ざらめ
 ・白砂糖
 ・卵
 ・重曹(じゅうそう:炭酸水素ナトリウム)
 ・水  ・温度計   ・わりばし
 ・コップ    ・計量スプーン   ・ガスコンロ

 
※温度計は直接おたまに触れないようにわりばしで
  図のように保護します
準備
 卵を白身と黄身にわける
シャーベット状にならないとき、重曹を少し加えます。
少量の白身に重曹(小さじ1)を溶かし2分間よく混ぜシャーベット状にする。さらに白砂糖(小さじ1/2の半分)を加えてよく混ぜる。
準備2でつくったもの(重曹白身)をわりばしの先に小豆の大きさでつけておく。
実験
おたまに、ざらめ30g、水11ml(小さじで2杯:表面張力で盛り上がった分が加わり11mlになる)を加える。
100℃を越えたら火からおたまを遠ざけ、117℃まで加熱する。
おたまを火にかけ、温度計をつけたわりばしで混ぜる。
*100℃を越えると、泡が大きくなってきます。かるめ焼きは125℃で火から離すのが適温と言われています。おたまで行う場合は、火から離してもしばらく温度が上がり続けます。そのため117℃で火から離しています。
117℃になったら、火から離し、新聞紙の上において30秒くらい(大きな泡が消えるまで)待つ。
大きな泡が消えた瞬間にかき混ぜる
ここがコツ!
重曹白身のついたわりばしを、おたまの中に入れて、一気に30回かきまぜる。
中心からわりばしを上にそっと引き上げ、そのまま待つ
ふくらんでから、おたまの底を軽く火であぶって、ひっくりかえす!
完成!!
情報
重曹の熱分解によって発生した二酸化炭素が、冷えて固まった砂糖の膜を押し上げてふくらみます。
火の加減で失敗することがあります。失敗しても、何度も挑戦して、かるめ焼きのコツをつかもう。


泡が大きくなってきたら・・・
もうすぐ117℃!!
たんちょう先生トップページに戻る