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Vol.20

金星の満ち欠けをモデルで確かめよう
金星が月のように満ち欠けすることを、モデルで確かめよう
ポイント 金星は見かけの大きさ、明るさが変化する
  準備  
・アルミワイヤー(アルミ針金:太さ3mmタイプ)
・卓球ボール
・プラスチックボール(赤)
・ホットボンド
・千枚通し(きり)
・ペンチ
・マジック(黒)
金星を望遠鏡で見る
・望遠鏡で金星を長い間、観察すると、丸い形、半月の形、三日月の形と形が変わっていきます(画像提供:国立天文台)。なぜ形が変わるのでしょうか?
金星モデルをつくる
・アルミワイヤーを70cmの長さに切る。
・卓球ボールを金星に見立てて、半分を黒マジックで塗り金星の影の部分にする。
・卓球ボールと、太陽に見立てたプラスチックボールにワイヤーが通るように熱した千枚通し(きり)で穴をあける。
・プラスチックボールを針金の先から20cmの位置まで入れホットボンドで固定する。
・卓球ボールを針金の先に固定し、ワイヤーを曲げ、卓球ボールの白い側をプラスチックボールに向けて、約30cm離れるようにする。
金星の満ち欠けを確かめてみよう
・針金の先を手に持ち、自分を地球に見立てる。回転させると地球(自分)から見た金星の動きと金星の満ち欠けを見ることができる。
・金星を太陽の向こう側に持っていくと、満月に近くなり、大きさが小さくなる。
・針金を回して金星を地球に近づけると、だんだん大きくなり、半月に近づく。
・さらに地球に近づけると、三日月のようになる。
情報
金星は地球よりも内側で太陽の周りを回っています。
金星は太陽の光を反射して輝いているため、地球との位置関係によって輝いて見える部分が変わり、丸く見えたり、三日月に見えたりします。
9月頃は、金星が明け方東の空に輝いています。望遠鏡や双眼鏡で金星を観察してみませんか。
この満ち欠けモデルは、福岡県福間町立福間中学校小嶋秀一先生の「惑星の見え方簡易モデル」を参考にしています。
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