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Vol.4
              溶岩をつくろう
溶岩が、なぜ小さな穴があいているかをモデルで再現しよう
ポイント 黒い色素を入れたカルメ焼き
  準備  
・おたま
・ざらめ  ・白砂糖
・卵  ・重そう(炭酸水素ナトリウム)
・水  ・わりばし  ・コップ、
・計量スプーン   ・ガスコンロ
・黒の食紅(イカスミ)
・温度計(直接おたまに触れないようにわりばしではさんで保護します)、
重曹白身をつくる
・卵を白身と黄身に分ける。
 
・分けた少量の白身に重曹(小さじ1)と白砂糖(小さじ1/2)を溶かし2分間よく混ぜ、シャーベット状にする。
・シャーベット状のもの(重曹白身)をわりばしの先に小豆大の大きさでつけておく。
実験の方法
・おたまに、ザラメ30g、水11ml(小さじで2杯)、黒い色素(色素に入っているスプーンで8杯)を加える。
・おたまを火にかけ、温度計をつけたわりばしで混ぜる。
・117℃になったら、火から離し、新聞紙の上に置いて30秒(大きな泡が消えるまで)待ち、その後、重曹白身のついたわりばしを、おたまの中に入れて、一気に30回かき混ぜる。
「大きな泡が消えてから」
ここがコツです。
・中心からわりばしを上にそっと引き上げそのまま2分待つ。
・軽くあたためて、ひっくり返し、中を割ってみる。
溶岩とくらべてみよう
・本物の溶岩とくらべてみる。
阿蘇山の溶岩

カルメ焼きの溶岩
情報
カルメ焼きは、重曹の熱分解によって発生した二酸化炭素が、溶けた砂糖の中で膨らんで(発泡して)、中で小さな穴をたくさんつくります。
溶岩は地下にあるとき(マグマのとき)は、水蒸気やガスが高い圧力で粒となって閉じ込められていますが、地表に上っていくにつれて圧力が低くなり、溶岩の内部で水蒸気やガスが膨らんで、小さな穴がたくさんできます。
二酸化炭素と水蒸気の違いはありますが、でき方はとてもにています。
火山のあるお土産屋では、溶岩お菓子(石菓子)として売られています。
黒の色素は、食紅などの食品添加物のコーナーで売られています。
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