Vol.28 |
・むかしから北海道(日本)に生えていた植物(在来種・ざいらいしゅ)と外国から入ってきた植物(外来種・がいらいしゅ)のちがいとその分布(ぶんぷ)を調べてみよう。 |
ポイント | 外そうほう片でタンポポの在来種と外来種を見分ける | |
観察の方法 どっちかな? |
1 |
図のようにタンポポの外そうほう片を見る | ||
2 |
在来種(ざいらいしゅ)か外来種(がいらいしゅ)か判断する。 外そうほう片が上向きならば、エゾタンポポまたは、シコタンタンポポ(在来種)、下向きならセイヨウタンポポ(外来種)。 図では、左がシコタンタンポポ、右がセイヨウタンポポです。 |
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3 | 外そうほう片(外総ほう片)がうろこのようにくっついているのとエゾタンポポ。 | ||
4 | 外そうほう片がやや細長いとシコタンタンポポ。 | ||
5 | 記録用紙をつくり、セイヨウタンポポ、エゾタンポポ、シコタンタンポポが生えている場所、株の数や広さ(群落の大きさ)、周囲の様子などを写真と共に記録する。 |
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6 |
発展 他の植物も調べてみよう | |||
地域に咲いている植物のうち在来種(昔から生えている植物)は何だろう。外来種(外国から入ってきた植物)は何だろう。図鑑などで調べてみよう。また、在来種と外来種の数や生えている場所はどうなっているだろう。 | |||
情報 ぜつめつの危機!! | |||
明治時代に日本に移入されたセイヨウタンポポの強い繁殖力(はんしょくりょく)や土地の開発によって、在来種の生息域(せいそくいき)がどんどんせばめられています。特にシコタンタンポポは絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)になっています。 エゾタンポポ、シコタンタンポポの花の咲き時期は(開花時期)は道東では、6月上旬から中旬にかけてで、1年に一度だけ花を咲かせます。セイヨウタンポポは、年に数回花を咲かせます。 |
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もっと詳しくしらべてみたい | |||
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