Vol.33

たんちょう先生のじっけん教室
木の拓本
(樹拓:じゅたく)づくり
・木の幹を汚さずに、木の幹のもようを写しとってみよう
ポイント 木の種類によってちがう幹のもよう!
  準備  
 古い習字用の筆(筆先を半分にきっておきます)
 水入れ
 半紙2枚(画仙紙でもよい)
 スタンプ台(タンポに絵の具を付けてもよい)
 虫ピン
 ハケ

 
木のもようを写し取る
1
木のもようを取りたい木の表面をハケで軽くはきとった後、2枚重ねた半紙を木の表面に虫ピンやセロテープでとめる。
 

紙と木の間に出来るかぎり空気が入らないようにします
筆に水をつけて、半紙がやぶれない程度にやわらかく筆で半紙を押さえつけて、木に密着(みっちゃく)させる。

1時間程度そのまま乾燥させる
木の表面のでこぼこにそって紙が浮き出てくる
表面のでこぼこにスタンプ台を押しつける。
 *タンポに絵の具をしみこませて紙をたたいてもよい。

半紙にでこぼこがはっきりとあらわれたら、そっとはぎとり、自然に乾燥させる。
タンポ(インクを幹につける道具)の作り方
木綿を20cm四方に切る(古いワイシャツでも良い)  わたを木綿でつつみ、写真のようにセロテープでとめる
                タンポの完成

        チューブから出したままの絵の具をつけてつかう。

*タンポを2つつくり、片方に絵の具を付けて、もう一方のタンポにたたきつけます。たたきつけられた方のタンポを使うときれいにインクがつきます。
  木のもようの標本


トチノキ

ナナカマド
情報
浅井学園講師 那賀島彰一先生の「樹拓づくり」を参考にしています。

半紙のかわりに画仙紙、スタンプ台のかわりに湿拓用拓本墨(しったくようたくほんずみ)を使うと、より鮮明にもようを写し取ることができます。
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