Vol.37

たんちょう先生のじっけん教室
マグデブルク半球
半球と半球を合わせたものの中の圧力を小さくして、半球を引っぱってみよう
ポイント 半球の中で紙を燃焼させて中の圧力を下げる
  準備  
 ・スープ鍋やボール(同じ大きさでふちが平らなものを2つ)
   100円ショップで購入できます。
 ・ティッシュペーパー
 ・雑巾
 ・表紙紙(工作用紙)
 ・はさみ
 ・水
 ・チャッカマン(電子ライター)

 
実験の準備
1
スープ鍋のふちより外側をやや大きめにして、ドーナツ型に表紙紙を切り抜く。
 

切り抜いた紙を水にひたしてぬらす。 
ぬれた雑巾の上にスープ鍋を1つ置き、さらにぬれた表紙紙を置く。
いよいよ実験
*火を扱います。周りに燃えやすいものを置かず、大人の人といっしょに実験しましょう。
1  スープ鍋の中にティッシュペーパーを入れる。
2 中のティッシュペーパーにチャッカマンで火をつける。
3 火がついたら2〜3秒後に鍋のふちを合わせてスープ鍋をかぶせる。
鍋が熱くなっているので気を付けて
4 スープ鍋をぬれた雑巾で冷やす。
冷えてから、スープ鍋の取っ手をもってひっぱる。
引きはなせるかな?
情報
スープ鍋の中では、紙が燃えて中の空気があたたまります。ふたをすると、中のあたたまった空気が冷えて縮もうとします。そのため内側から押す圧力が少なくなるために、外側からの圧力が中に比べて大きくなります。そのために、鍋をひっぱっても引き離せなくなるのです。
アルコールや、ウィスキーなど(度数40度以上のお酒)を燃焼させてもできます。
アルコールをスプーンに1杯!

アルコールに火をつける。
発展
身のまわりで空気をぬいて圧力をさげる技術(真空技術)はどんなことに使われているだろう。
真空から始まる言葉をいろいろさがしてみよう。
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