Vol.43

たんちょう先生のじっけん教室
夕日をつくってみよう
水と牛乳や石けん水を入れたペットボトルに電球の光を当ててみる
ポイント 牛乳(石けん)の粒子と光の散乱
  準備  
 ・透明なペットボトル(5本)
 ・牛乳(液体石けんや床用ワックス)
 ・懐中電灯
 ・スポイト
 ・水

 
※ペットボトルは、断面が四角のものでも大丈夫です。
実験装置のつくり方

ペットボトルに水を入れる
 
水の入ったペットボトルに牛乳をスポイトで3滴落としてよく混ぜる。
方法1,2で作った牛乳の入ったペットボトルを5本用意する。
実験1 
1本のペットボトルを立てて、後ろから懐中電灯の光をあてる。 
だんだんオレンジ色が濃くなっていく
ペットボトルを1本ずつ懐中電灯と一直線になるようにならべていく。
1本、2本、3本と増えたとき、ペットボトルを通してみる懐中電灯の光の色を見る。
1本の時

5本の時
実験2
1本のペットボトルを立てて、後ろから懐中電灯の光をあて、牛乳をスポイトで5滴落としてよく混ぜる。この時の光の色を見る。

さらに5滴ずつ増やし、光の色を観察する。

0滴

10滴

20滴
発展
 牛乳に替えて、石けん水(液体の石けん)、床用のワックスでもやってみよう。その他の溶液でもできるかやってみよう。
情報
1本のペットボトルに光を通したのは、昼間の太陽と地球の関係ににています。
昼間は太陽からの光が私たちのところに届くまでに通る空気の層がうすく、青い色の光が散乱されてしまい、太陽そのものは青色が抜けて黄色っぽく見えます。
これに対して5本のペットボトルに光を通したのは、夕方の太陽と地球の関係ににています。夕方は、太陽からの光が通る空気の層が厚く、通ってくる光は赤い光がほとんどになり太陽は赤く見え、またその光が雲やチリにあたって赤い夕焼けになります。

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