Vol.44
川湯硫黄山 を
つくってみよう!
川湯硫黄山(アトサヌプリ)がどのようにできたのかモデルで確かめよう
ポイント マグマに見たてた歯科用型取り材の粘りけ
  準備  
 ・段ボールや発泡スチロールボード(25cm×25cm)
 ・ビニール袋(およそ24cm×18cm、2枚)
 ・三脚(花を載せる台などでもよい)
 ・歯科用型取り材(アルギン酸塩印象材 25g×2)
 ・水(90gと60g)
 ・絵の具   ・カッター  ・底を切ったフィルムケース
*発泡スチロールボード(段ボール)の中央部は直径
 3cmの穴をあけておきます。

 
実験

水(90g)に絵の具を入れて、色水をつくる。
 
歯科用型取り材(25g)の入ったビニール袋に、方法1の色水を入れる。
素早く30秒間でビニル袋を手でもんで、地下のマグマに見たてる。 
この作業は手早く!
底を切ったフィルムケースの筒の中を通して、方法3のビニル袋の口の部分を出す。
方法4の筒を、発泡スチロール板の穴から1mm出す。
溶岩が固まったらビニール袋をスチロール板(段ボール板)から引き抜く。
ビニル袋をゆっくりとしぼって噴火させる。
粘りけの低い溶岩が噴出し、溶岩の台地が出来上がる。
方法1で水(60g)にして色を変えた水をつくり、方法2〜6を行い、スチロール板(段ボール板)の穴から再び噴火させる。
粘りけの高い溶岩が噴出し、溶岩ドームができあがる
粘りけの高い溶岩が噴出すると、溶岩ドーム(おわんを伏せたようなの山)出来上がります。
   
実験2
出来上がった火山の断面をカッターナイフで切ってみる。
発展
 2回目の噴火との時、水を100gにした溶岩を噴出するとどうなるだろう。マグマ(噴出後の溶岩)の粘りけを変化させたときの火山の形を観察しよう。
粘りけの低い溶岩

切ってみると・・・
情報
歯科用型取り材(アルギン酸塩印象剤)は、歯医者さんが歯形を取るために使う薬剤です。
入手先は歯医者さんから聞いてみましょう。
釧路市こども遊学館ミュージアムショップでも入手できます。
 *色は、ピンクの他に白、水色などがあります(固まる時間の違いによって色を分けています)。実験では白を使っています(標準硬化時間20℃で約2分程度)
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