Vol.47

たんちょう先生のじっけん教室
科学マジック
色が消える!
透明コップの中の茶色い液体。この液体の色を消すマジックをやってみよう
ポイント ヨウ素とビタミンC
  準備  
 ・うがい薬(イソジンなど)
 ・ビタミンC入りの錠剤や飴
 ・レモンなどの果物
 ・透明なコップ
 ・水(100g程度)
 ・かき混ぜる棒
 
 
マジックの準備

透明なコップに水(100gくらい)を入れておく。
 
水が茶色になるまでうがい薬(イソジン)を入れ(10滴くらい)、よくかき混ぜておく。
マジックの方法 
1準備したコップに入っている茶色い液体と、ビタミンCの入っている錠剤1粒(サプリメントやCCレモンなど)を用意する。 
だんだん茶色が薄くなっていく
ビタミンCの入った錠剤1粒を水に落とし、ゆっくりかきまぜる。
しばらくすると、すーっと色が消えていく。
しばらくすると・・・・

あっ! 消えた!
発展
水(100g)に2滴入れたうがい薬(イソジン)の液をつくり、同じ大きさのコップに分けておきます。それぞれに果物や野菜の汁を入れて、何滴で色が消えていくかを調べ、ビタミンCが多く含まれているものをさがしてみよう。また、身のまわりにビタミンCが入ったものがないかを調べてみよう。
図は、撮影のために、色の変化が画像でわかるように100gの水に5滴で行っています。
情報
この実験は「酸化、還元」の実験です
イソジンの成分はポビヨンヨードでヨードとはヨウ素のことです。
ヨウ素が水に溶けているときは茶色い水溶液になります。このヨウ素の溶液にビタミンCを入れると、ヨウ素が還元されてヨウ素イオン(無色)になり、色の液が無色になります。
果物や野菜の汁、ビタミンCの入ったキャンディーなどでも同じような実験ができます。
 *果物、野菜の汁で行うと、ビタミンCの量が少ないため、濃いヨウ素液では、果物や野菜の汁を多量に入れないと反応がわかりません。うがい薬(ヨウ素液)を少量にして行います。
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