Vol.56

たんちょう先生のじっけん教室
シャープの芯で
電球づくり
シャープの芯に電気を流して光らせてみよう
ポイント 高温になると発光する
  準備  
 ・シャープの芯(濃さは何でも良い)
 ・クリップ(長さ4cm程度のもの):2本
 ・導線(電気を通す線:針金でもよい)
 ・目玉クリップ(わに口クリップつきの線でもよい)
 ・コルクのふたのついた瓶(口の直径が7cm程度)
 ・単1電池:4本
 ・ビニルテープ
 ・接着剤(速く乾くもの)

 
実験器をつくる
・クリップの先を図のように伸ばす。

 
・コルクのほぼ中心を通るように3〜4cmの間をあけて1で作ったクリップを2つ差し込む。
 *差し込めない場合は、きりなどで穴をあけてもよい。
クリップを通した穴を接着剤でふさぐ。
・クリップにシャープの芯をはさむ。
実験
・電池を4本つなげ、ビニルテープで固定する。
 *電池ボックスがある場合は、4本直列につなぐ
・導線の両端をむいて、中の金属線を出し、導線の片方に目玉クリップをつける。これを2つつくる。
*導線をむくときは、紙ヤスリを使うとよい。
・クリップのついていない側の導線を電池のプラスとマイナスにテープで固定する。
・目玉クリップを実験器のクリップにそれぞれ接続する。
・芯の様子を観察する
1:赤くなってくる 2:黄色みを帯びてきた 3:さらにオレンジ色に
4:明るくなって 5:まぶしい 6:芯が切れた
発展 
長く光らせる方法を考えてみよう
・瓶の中に酸素があるために、芯が燃えてしまい、本物の電球のように長持ちしません。使い捨て化学カイロを瓶の中に入れ、瓶を密閉することで、瓶の中の酸素を減らすことが出来ます。化学カイロを入れてから1時間後に実験を行うとどうなるだろう。他に長く輝く方法を考えてみよう。
 *瓶が完全に密閉されていることがポイントです。
情報
単1の乾電池は新しいものを使います。
 *一度、実験をした電池を使うと光るまで時間がかかります。
角形9Vの電池では、芯が輝きません。
瓶を使わずに光らせることもできます。
 *芯にプラスチックが入っているため、ガスが発生します。よく換気して行ってください。
光っている部分はかなり高温になっています。
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