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Vol.10
地層をつくろう
水のはたらきで地層がどのようにして出来るのかモデルで確かめよう
ポイント 何度も土砂が流れてきてできあがる地層
  準備  
・発泡スチレン製のボード(45cm×30cm×厚さ5mm程度)
・水道管用の発泡スチレン製の保護材(1m程度)
・絵の具
・紙粘土
・角材(2cm×2cm×30cm程度)
・紙コップ
・支える棒(40cm程度:さい箸でもできます)
・歯科用型とり材(15g×7)
・水(100g×7)   ・カッターナイフ 
堆積実験器をつくる
・発泡スチレン製の保護材の中央に2か所穴をあける。
・棒をさし、急な坂をつくる。
・発泡スチレン製のボードの片側に高さ2cmの角材を入れて、ゆるやかな坂にする。さらに、この坂の高い側に、方法1の急な坂にした発泡スチレン製の保護材(樋)をのせる。
・方法3で、発泡スチレン製の保護材(樋)を挟むように紙粘土で山をつくる。
・坂(樋)の一番高いところが50〜60cmになるようにして完成。
地層をつくる
・水100gに絵の具を入れて色水をつくる
・歯科用型取り材(15g)の入った紙コップに、方法1でつくった色水を入れて、よくかき混ぜ、土砂に見立てる。
・方法2でつくった土砂を、坂(樋)から流し、上流で起こった土石流(土や石が水と一緒に流れる現象)に見立てる。
・下の発泡スチレン製のボードにたまる(堆積する)様子を観察する。
方法1〜3を色水を変えて5〜7回行う。
土砂がくりかえしたい積していく様子をくわしく見る
地層の断面を見る
・カッターナイフで堆積した土砂を切る。
・できあがった地層を観察する。
情報
川は大地の高まり(山や台地)を削り、その削られた土砂を運び、川の傾斜がゆるくなったところや湖、海で土砂を堆積します。
それぞれの場所で堆積していく時に、縞模様が出来上がることがあります。
縞模様は長い年月をかけてできる場合と、一気に土砂が流れてできる場合があります。この実験は一気に土砂が流れた場合をモデル化しました。
歯科用型とり材(アルギン酸塩印象剤)は、歯医者さんが歯形を取るために使う薬剤です(入手先を聞いてみましょう)。
大地に見られる地層の様子を見る
様々な大地に見られるしましま(地層)を画像で紹介します
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