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Vol.14

磁力線を
     保存しよう
磁石の周りにできる砂鉄でつくった模様を保存しよう
ポイント 発泡スチロールが80℃以上でやわらかくなることを利用する
  準備  
・発泡スチロールトレイ(大きめ)
・アイロン
・砂鉄
・磁石(U字形や棒形)
・フィルムケース(調味料入れでもよい)
・ガーゼ
・輪ゴム
・厚めの本(電話帳など)
・クッキングシート
実験の準備をしよう
・砂鉄をフィルムケースに入れる。
・方法1に2重に重ねたガーゼをかぶせ、輪ゴムで止め、砂鉄をふりまく道具をつくる。
・発泡スチロールトレイの底を切り取り、発泡スチロール板(縦16cm横9cm程度)をつくる。
実験の方法(磁力線を保存しよう)
・磁石の上に発泡スチロール板を置く。(磁石はビニル袋などに入れておくと、砂鉄が磁石に付きません)
・準備でつくった道具を使い、砂鉄を発泡スチロール板の上にふりまいていく。
・発泡スチロール板をそっとひき上げ、厚い本の上におき、クッキングペーパーをのせる。
・高温と中温の間にセットした状態のアイロンをクッキングペーパーの上からあてる。(全体にアイロンがあたるように端から端まで5秒程度でアイロンを動かす。もしも、発泡スチロール板が変形し始めたら、アイロンを外しすぐに方法5を行う)
・厚い本などで、クッキングペーパーを押し付ける。
・軽く発泡スチロール板をたたき、余分な砂鉄を落とす。 
・磁力線を観察しよう
  縦にしても砂鉄が落ちてきません・・・
情報
砂鉄は、砂場や海岸の砂の中に含まれており、磁石で簡単に集めることができます。
 2つの磁極(N極とS極)がお互いに力をはたらきあわせている空間を磁界といます。
この磁界の様子を表したものが磁力線です。磁力線がたくさんあつまっているところほど、磁界の強さが大きくなります。
砂鉄をそっとまいていくと、磁力線にそって砂鉄が並ぶため、写真のような模様が現れるのです。
この方法で行うと、縦に持ったり磁石を近づけたりしても、砂鉄が動いたり磁石につくことがほとんどありません。
丸い磁石、ドーナツ型磁石、黒板に貼り付ける磁石では、どんな磁界が現れるでしょうか。
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