2013年11月11日に標津町崎無異川河口から南東方向（後方に国後島）、の根室海峡上に水上（海上）竜巻が発生しました。14時20分から30分間にわたり、3本以上発生し、それぞれは4〜5分で消滅していきました。前日（11月10日）に発達した低気圧が北海道を通過し猛烈な風が吹き、倒木、屋根が飛ぶなどの被害が出ました。
この地域（標津・薫別地域）には、しばしば海上竜巻が発生していることが住民の声にあります。しかし、映像としてはなかなか撮影されることがありませんでした。
知床の山々を越えてきた風が突風となり、この地域に災害を起こしています。例えば昭和34年4月6日の羅臼の『4・6突風』が有名です。風に対する災害にも十分注意が必要な地域です。
この日、3本の海上竜巻が14時32分頃同時に発生している時間がありました。海上に達し、水しぶきをあげていることがわかります。
