手 順 改訂版 2007.10 |
時 間 | よくある質問 | ||
炉の作り方は、ここをクリック | ||||
【操業前】 1 約200gの木炭をいれてバーナーなどで木炭に点火する。 2 弱い送風を開始し,切った木炭を炉の中に入れていく。 ※ 送風機(ブロアー)を用いる場合は、変圧器を通し、約20〜30Vに減圧して送風します。 3 木炭を最上端まで挿入し,送風量を増加させる。 4 約2時間木炭を加えながら,炉を暖め、強制的に乾燥させるとともに炉の内部の温度を上げていく。 ※ レンガから水蒸気が立ち上がります。この水蒸気が消えない限り、炉の内部は乾燥し切れていません。 5 炉頂から火炎が立ち昇るようになると、上端の炎が600℃以上となっている。 ※炎の色は、オレンジ色。炉の内部は、肉眼ではまぶしくて見えない状態となっています。 6 送風量を加減して,木炭の降下速度を5分で10cm程度になるように調整する。 |
約2時間 | 木炭の切り方はどのように切るのですか。 |
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炉を朝に作り、すぐに鉄づくりを始めても良いのですか。 |
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送風はどのくらいにするのですか。 |
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【操業開始】 1 炉頂から10p木炭が下がった時点で,砂鉄200gを木炭の上面に振りまいて挿入する。(この時、貝殻粉を20g入れる) ※ 砂鉄は出来る限り炉の中央にまきます。 2 木炭300gを挿入する。 3 炉頂から木炭が10p下がった時点で,方法1,2を30〜40回繰り返す。 *20分に1回程度,炉頂の温度を測定し記録するとよい。 (炉頂600℃以上を確保する) ※ 炉の口径が小さいため、木炭が途中でひっかかる可能性があります。このとき、炉の内部に空洞ができて、炉の温度がさがります。それを防ぐため、ときどき、鋼鉄棒で炉の四端をまっすぐに、ついて木炭を落とし、炉の内部が常に木炭で充填されてきるようにします。 4 砂鉄を30回、40回挿入するごとに炉底のノロ出し口を開けて鉄の棒でノロをかき出す(ノロ出しを行う)。 *砂鉄中に含まれる不純物が溶けたものをノロという。 |
約3時間 |
砂鉄を200g以上入れても良いのですか。 | ||
木炭は300g以上入れても良いのですか。 | ||||
ノロ出しはどのように行うのですか。 | ||||
ノロが出ない時はあるのですか。 | ||||
【操業終了】 1 砂鉄の挿入を中止する。 2 最後のノロ出しを行う(砂鉄が10kg以上挿入されている場合のみ) 3 木炭のみを約30分燃やし続けるす。 ※ 上の方にある砂鉄を下に落とすまで木炭だけを入れていきます。 4 送風を炉の半分より下に木炭が落ちるまで続ける。 5 炉のレンガを上からはずしていく。 ※ 下から5段まではずした時点で、送風を中止し、すぐに送風管を抜き取ります。 6 レンガがはずせない状態になったら、炉の下部を壊す。 7 中から固まった「ノロ」と「ケラ」をとりだし、すぐに水の入ったペール缶(金属の缶)に入れて冷やす。 *砂鉄が還元された鉄で鋼のもとになる塊をケラという。 8 塊を叩き、鉄だけを取り出す。 |
約1時間 |
どのように鉄を出すのですか。 | ||
炉はどのように解体するのですか。 | ||||
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