Vol.55

たんちょう先生のじっけん教室
   空気を
抜いてみよう
半球と半球をあわせたものの中から空気を抜いてみよう
  準備  
 ・ステンレスボール(2つ)
 ・ゴム板(厚さ2mm程度、横20cm×縦20cm程度)
 ・カッターナイフ
 ・はさみ
 ・くぎ
 ・風船用空気入れ
 ・金づち
 ・セロハンテープ

 
風船用空気入れは100円ショップや玩具店
ゴム板は100円ショップやホームセンターで購入できます。
実験器をつくる
・1つのボールの底の中心に、下からたる木などをあてがい、釘を打ち付けて穴をあける。

*金属用のドリルがある場合は、ドリルで3mm程度の穴を開ける。
 
・ボールのふちよりやや大きめのサイズで、ドーナツ型にゴム板を切り抜く。
切り抜いてあまったゴム板から、風船用空気入れの底のふちよりやや大きめ(5cm程度)のサイズで、幅1cm程度のドーナツ型にゴム板を切り抜く。
・あまったゴム板を縦1.2cm、横1cmに切る。方法1でつくった穴をふさぐようにゴム板を置き、一方の端をセロハンテープで止める。
実験
・穴のあいていないボールに実験器をつくる方法2で作ったドーナツ型のゴム板を置く。
・実験の方法1の上に穴のあいたボールを穴を上にして置く。
・ゴム板を囲むように実験器をつくる方法3で作ったドーナツ型のゴム板を置き、ゴム板に合わせて風船用空気入れの空気を吸う側(風船用空気入れの底)を押しつける。
・ポンプをゆっくり動かして中の空気を抜く。ポンプを引くのに力が必要になってきたらポンプをゆっくりはずす。
・両方のボールを引っぱってみる。
情報
中の空気を抜いていくと、中の空気が少なくなり、中から外へ押す圧力が少なくなります。そのため、外側からの圧力が中側に比べて大きくなります。そのためにボールを引っぱっても引き離せなくなるのです。

ゴム板をそっと開けてみると、空気が中に入り、簡単にボールを引き離せるようになります。

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半球の中で紙を燃焼させて、半球の中の中の圧力を下げる方法
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